花と緑の相談コーナー

シクラメンを長く楽しむには、どのような環境で育てたらよいでしょうか。

シクラメンは冷涼な気候を好む植物で、花の少ない年末から春にかけて咲く貴重な鉢花です。置き場所～日照不足は、日持ちを悪くします。日当たりの良い窓辺に置きましょう。葉の下に隠れた蕾が、日光不足で咲く前に枯れることもあります。鉢の中心部に日光を充分当てるため、強制的に葉を外側に広げる「葉組み」も行いましょう。温度　　　～日中18℃、夜間は８～10℃くらいで管理します。日中23℃以上の高温管理になると生理障害を起こしやすくなります。日中の温度が低いとゆっくり成長し花も長持ちします。水　　　　～開花中の要求量は多いので、水切れに注意します。シオレが見えてからでは遅過ぎです。潅水は、花や葉にかけると腐敗の原因となるので、葉を手でよけて鉢縁から与える様にしましょう。肥料　　　～肥料が不足すると花上がりが少なくなります。７～10日に一回くらい液肥(1,000倍)を与えましょう。花がら摘み～咲き終わった花は、花茎の根元から摘み取ります。根元を軽くねじるように引っ張り茎を残さないようします。残すと腐敗の原因となります。黄色くなった葉も同様に取り除きましょう。
※底面給水鉢は花後、普通鉢に植え替えを行いましょう。